いびきでお悩みではありませんか? いびきは、実は代表的な睡眠障害のひとつです。いびきがひどいと、しっかり眠ったつもりでも疲れが取れず、日中の集中力やパフォーマンスに影響が出ることがあります。 学業や仕事、大切な人とのコミュニケーションを円滑に進めるためにも、質の高い睡眠は欠かせません。 そこで今回は、ナイトリーと一緒に「いびきが睡眠に与える影響」について詳しく見ていきましょう。
いびきの原因
いびきが発生する理由は何でしょうか?理由には、先天的要因と後天的(一般的)要因の2種類があります。
先天的な理由:鼻の構造や口呼吸がいびきの原因
朝起きたときに口の中が乾いていて、口蓋垂が腫れている場合は、口呼吸をしている可能性があります。鼻炎などの先天的な要因や呼吸器系の問題があると、鼻での呼吸がしづらくなり、自然と口で呼吸をするようになるのです。 医学的に見ると、睡眠中は体の筋肉がゆるみ、声帯を守る上気道や舌の根の筋肉も同様に弛緩します。その結果、舌の根が下がって気道が狭くなり、空気の通りが悪くなることで振動が起き、いびきの原因となります。 ただし、横向きに寝たり、顎を少し上げて寝ることで、上気道と舌の根の距離が保たれ、いびきが軽減することもあります。 そのほか、鼻中隔のゆがみ、アデノイド(咽頭扁桃)の肥大、扁桃腺の腫れ、あるいは鼻炎による鼻粘膜の腫れなど、鼻の構造的な問題によってもいびきが生じる場合があります。

後天的な理由:飲酒や肥満
特に疲れた日に、いつもよりいびきをかいてしまった経験はありませんか? いびきには、飲酒や肥満といった後天的な要因も関係しています。普段はいびきをかかない人でも、お酒を飲んだ日にはいびきをかくことがあります。これは、アルコールによって筋肉が普段よりもゆるみ、気道が狭くなるためです。 また、肥満もいびきの原因のひとつです。体重が増えると、首まわりや喉のまわりに脂肪がつき、気道が圧迫されていびきをかきやすくなります。もし、以前はいびきをかかなかったのに体重が増えてから気になるようになった場合は、体重管理を意識してみることをおすすめします。
いびきと睡眠時無呼吸症候群の関係
睡眠時無呼吸症候群は、いびきの背後に潜む深刻な睡眠障害のひとつです。この症状は、睡眠中に上気道が塞がれて一時的に呼吸が止まるもので、短い場合は数秒、長いと1分以上呼吸が止まることもあります。 特徴的なのは、「大きないびきをかいたあとに呼吸が止まり、再び大きないびきをかく」というパターンを一晩のうちに何度も繰り返すことです。
その結果、睡眠時無呼吸症候群の患者は、他の人と同じ時間眠っていても深い睡眠がとれず、疲れが取れにくくなります。そのため、日中の強い眠気や倦怠感、集中力の低下などが現れることがあります。
いびきの種類と診断
いびきの種類には何があるのか?
いびきの種類には、一時的に発生する機能的ないびき、身体の先天的な問題で生じる構造的ないびき、睡眠時無呼吸を引き起こすいびき、そして中枢神経系によって生じるいびきがあります。同じいびきでも、個人によって原因や種類が異なるため、専門家と相談したり、睡眠ポリグラフ検査を通じてタイプを把握するのが良いでしょう。

いびきの診断方法
いびきの診断には、まず専門医による問診と身体検査が行われます。問診では、睡眠中のいびきの様子や、睡眠時無呼吸症候群の症状があるかどうかを確認します。肥満や飲酒、喫煙、鼻づまりなどの要因がある場合には、「睡眠ポリグラフ検査(睡眠検査)」を実施し、より詳しい診断を行うことがあります。 一方で、いびきのリスクが低く、睡眠後に強い疲労感などが見られない場合は、検査を行わないケースもあります。検査の有無については、医師の判断に従うことが大切です。 睡眠ポリグラフ検査では、病院で実際に眠りながら、睡眠中の呼吸の状態をモニタリングします。呼吸が止まる回数やその長さ、症状の重さなどを観察することで、睡眠時無呼吸症候群の有無とその程度を詳しく調べることができます。
いびきを治すには?改善できるの?
いびき治療が必要な理由
いびきは寝室のパートナーに単なる不快感を与えるだけでなく、深刻な健康問題のサインである可能性があります。ナイトリーは、初期に専門家と相談し、適切な診断を受けることをおすすめします。
手術によっていびきを改善する方法
いびきの手術的治療では、手術によって上気道の狭さを改善することができます。代表的な方法としては、鼻中隔矯正術や下鼻甲介切除術などがあります。
手術なしでいびきを防ぐ方法
CPAP(持続陽圧呼吸療法)
いびきの非手術的治療には、CPAP治療があります。いびきと睡眠時無呼吸症候群が起こらないように気道を広げる装置です。睡眠中にCPAPを鼻に装着すると、機械が空気を送り込む方式で、喉の閉塞を防ぐことができます。
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生活習慣の改善
日常生活の中で睡眠環境や習慣(=睡眠衛生)を整えることで、いびきを改善することができます。ここでは、ナイトリーが提案する「いびき予防のための睡眠衛生ルール」8つをご紹介します。
- 室内を換気し、空気を清潔に保つ
- 一日に水を2〜3リットル飲む
- 個人衛生を徹底
- 鼻の中が乾燥しないように、加湿器やワセリンを鼻の入り口に塗る
- 適度に負荷のかかる運動を40分以上行う
- 飲酒を控え、自分の適量を守る
- 適正体重を保つために、日頃から体重管理を心がける
- 口や喉に直接影響を与えるタバコは、できるだけ控える
ここまで、いびきについて詳しく見てきました。もし普段から深い眠りを感じられず、朝起きたときに強い疲労感が残るようであれば、いびきの治療を検討してみることをおすすめします。適切な治療によって睡眠の質が改善されれば、日常生活もより快適になるはずです。 ナイトリーは、特許取得のモノラルビートであなたの眠りをサポートします。毎日のコンディションを記録しながら、ナイトリーと一緒に心地よい眠りと爽やかな朝を迎えてみませんか?
