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眠くて起きられない時に!今日から試せる目覚めのコツ

3 min

寒い冬の朝、布団から出るのがつらくて何度もアラームを止めてしまう――そんな経験、誰にでもありますよね。決まった時間に起きなければならないのに、どうしても体が動かない…。

今日は、そんなあなたのためにナイトリーが「すっきり目覚めるコツ」をご紹介します!


まずは脳から目覚めよう!

朝、眠っている脳


眠りから目覚めるというのは、脳が完全に覚醒することを意味します。そのため、私たちは無意識のうちに何かを噛んだり、独り言をつぶやいたりして、脳を刺激しようとします。ここでは、そんな脳をもっとも簡単に目覚めさせる方法をご紹介します。²


「集中して考えること」が目覚めのカギ?

「考える」という行為は、脳のさまざまな領域を使うため、一つのことに集中して思考を深めることで自然と脳が覚醒します。なかでもおすすめなのが“読書”です。「本を読むと眠くなる」と思う方もいるかもしれませんが、実際には多くの研究で“読書は脳を最も活発に働かせる行為”であることが明らかになっています。文章の構造を理解し、意味を読み取るために脳の広い範囲が同時に活動しているのです。 ただし、この方法は人によって向き不向きがあります。

まず試してほしいのは裸足で歩くこと。朝起きたら、まずベッドから出て足を床につけてみましょう。足裏が床に触れる刺激によって感覚神経が反応し、脳が自然に目覚めやすくなります。

もうひとつの方法は好きな音楽をアラームに設定することです。好きな曲を聴くとドーパミンが分泌され、気持ちよく目が覚めやすくなります。ただし注意点もあります。それは、無理に起きなければならない時間に同じ曲を繰り返し聴くことで、その曲自体が嫌いになってしまうことです。これを防ぐには、アラーム音を曜日ごとに変えるのがおすすめです。たとえば月・火はお気に入りのポップス、水・木は少し落ち着いた曲、というように変化をつけることで、飽きずに心地よい目覚めを保てます。

さらに手軽な方法として冷たい水で手を洗うことも効果的です。もう一歩進めて「冷たい水で顔を洗う」と、より強く目が覚めます。睡眠中は体温が上がるため、冷水で温度を下げることで体が自然に覚醒するのです。一方で、朝の「温かいシャワー」はかえって眠気を強めてしまうことがあります。冷水シャワーが苦手な方は、最後の5分だけ冷水を浴びるようにすると良いでしょう。³

そして、最も効果的で多くの研究で実証されているのが朝日を浴びることです。太陽の光は、脳に直接刺激を与え、目覚めを促してくれます。完全に遮光された部屋で眠ると起きづらくなるのは、光が「眠気ホルモン」と呼ばれるメラトニンの分泌を止める役割を果たしているからです。暗い環境が続くと、体は「まだ寝る時間だ」と勘違いしてメラトニンを分泌し続けてしまいます。 朝起きたらまずカーテンを開け、自然の光を浴びてみてください。それだけでも、脳が「朝だ」と認識し、すっきりと目覚めることができるはずです。


授業中の眠気をスッキリ解消する方法

授業中に眠気を覚ます

授業中にどうしても眠気が強いときは、思いきって質問をしてみたり、ノートをしっかり取るのがおすすめです。一見当たり前のように思えますが、これらの行動はどちらも脳を積極的に働かせ、新しい情報を取り込むことで確実に眠気を覚ます効果があります。これに関わる脳の領域は、体温や水分の調整にも関係しているため、自然と「起きる時間だ」と体が反応し、目が覚めやすくなるのです。 床が冷たい場合は、足裏が温度を感じ取ることで感覚神経が刺激され、さらに強い目覚めの効果が得られます。 質問をすれば授業への関心が戻り、先生とのやり取りを通して理解が深まります。また、ノートを取ることは手と脳を同時に使うため、集中力を維持するのにも役立ちます。 それでも眠気が取れないときは、席を少し移動して姿勢を変えたり、軽くストレッチをしたり、水を飲んで脳をリフレッシュさせるのも効果的です。


おやつは眠気を吹き飛ばす?

チョコレートのようなブドウ糖を多く含む食べ物を摂ることで、眠気を覚ますことができます。血糖値が上がると脳が活性化され、目が覚めやすくなるのです。甘いものがあまり好きでない方は、酸味のあるビタミンキャンディーやメントールの強いガムを噛むのも効果的です。あごを動かして噛むという動作そのものが、脳への血流と酸素の供給を促し、目覚めを助けてくれます。また、定番の飲み物であるコーヒーに含まれるカフェインには、脳を覚醒させる働きがあり、眠気を抑える効果があります。⁴

ここまで、スムーズに目覚めるためのさまざまな方法をご紹介しました。まだ試していないものがあれば、ぜひ試してみて、自分に合った方法で睡眠リズムを整えてみてください。

ナイトリーチームがおすすめする睡眠アプリ ナイトリーでは、起きたい時間を設定すると、モノラルビートによって脳波を整え、気持ちよく目覚められるようサポートしてくれます。 多くのユーザーが「設定した時間に自然に起きられた」「朝からすっきり目覚められた」と実感しています。明日の朝、スムーズに起きられるか不安な方は、ぜひナイトリーと一緒に心地よい目覚めを体験してみてください。

テーマ
参照
      van Vliet S. Bacterial Dormancy: How to Decide When to Wake Up. Curr Biol. 2015 Aug 31;25(17):R753-5. doi: 10.1016/j.cub.2015.07.039. PMID: 26325134.
      Vallat, R., Berry, S.E., Tsereteli, N. et al. How people wake up is associated with previous night’s sleep together with physical activity and food intake. Nat Commun 13, 7116 (2022).
      Annette Sterr , Katherine Herron, Derk-Jan Dijk & Jason Ellis (2008) Time to wake-up: Sleep problems and daytime sleepiness in long-term stroke survivors, Brain Injury, 22:7-8, 575-579, DOI: 10.1080/02699050802189727
      Paul Naitoh, Tamsin Kelly & Harvey Babkoff (1993) Sleep Inertia: Best Time Not to Wake Up?, Chronobiology International, 10:2, 109-118, DOI: 10.1080/07420529309059699
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