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昼寝は体に良い?悪い?メリット・デメリット

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昼寝の効果と注意点、正しい取り入れ方

忙しい毎日が続く中で、意識的に休む時間を持つことの大切さがあらためて見直されています。日中の疲れを和らげ、気分や集中力を整える方法のひとつとして、昼寝を取り入れる人も増えています。昼寝は子どものための習慣と思われがちですが、短い時間でも適切に取り入れれば、大人にとっても心身のリフレッシュにつながる有効な休息方法といえるでしょう。昼寝には、覚醒度や気分の向上だけでなく、記憶力や発想力を高めるなど、日々の課題に前向きに取り組むためのさまざまな利点があります。本記事では、昼寝のメリットを整理するとともに、注意しておきたい点にも触れながら、効果的な昼寝の取り入れ方を紹介します。

昼寝について

昼寝をしてリラックスしている人物

昼寝とは、主に日中に取る短時間の睡眠のことで、夜の睡眠に大きな影響を与えることなく、覚醒度や作業効率を高める目的で行われます。数分程度の短い休息から、1〜2時間ほどの睡眠まで時間はさまざまで、心身の疲労を和らげ、集中力を回復させる手段として活用されることがあります。

昼寝のメリット

昼寝のあと、すっきりした表情の人物

昼寝は、日中の眠気を和らげたり、集中力を取り戻したりするための身近な方法のひとつです。適切なタイミングと長さで取り入れることで、気分が整いやすくなり、記憶や思考の働きをサポートする効果も期待されています。無理のない範囲で昼寝を生活の中に取り入れることで、心身のバランスを保ちやすくなり、日々の調子を安定させる助けとなるでしょう。

1. 集中力や作業効率の向上

昼寝は、低下した覚醒度を回復させ、作業効率を高め、ミスや事故のリスクを抑える助けになります。特に20〜30分程度の短い昼寝は、目覚めた後にぼんやりしにくく、夜の睡眠にも影響を与えにくいとされており、日中のパフォーマンスを整える手段として取り入れやすい方法です。

2. 気分の向上

昼寝を取ることで気分が整い、リラックスした状態を取り戻しやすくなります。適切なタイミングでの昼寝は、日中にたまった緊張やストレスを和らげ、前向きな気持ちやすっきりとした感覚につながることがあります。

3. 記憶力・学習効率の向上

昼寝は、記憶力の向上や学習の定着を助ける働きがあります。日中に得た情報やスキルを整理・定着させる役割を果たし、新しい知識を覚えやすくしたり、思考を伴う作業のパフォーマンスを高めたりすることにつながるとされています。

4.発想力を高める

昼寝によって脳がしっかりと休息を取ることで、思考が整理され、新しい発想やアイデアが生まれやすくなります。頭を一度リセットすることで、物事を柔軟に捉えやすくなり、創造的な考えにつながることがあります。

5. 疲労感の軽減

短時間の昼寝は、日中に感じる疲労感を和らげ、その後の時間をより集中力と余力をもって過ごしやすくしてくれます。体と頭を一度休ませることで、残りの一日を前向きに乗り切る助けとなるでしょう。

昼寝による注意点・デメリット

昼寝はうまく取り入れると役立つ一方で、取り方によっては逆効果になることもあります。例えば、目覚めたあとに頭がぼんやりしてしまったり、夜になって寝つきにくくなったりするケースもあります。また、体調や生活リズムによっては、思わぬ負担につながることもあります。こうした点をあらかじめ知っておくことで、自分に合った昼寝のスタイルを見つけやすくなり、無理なく生活に取り入れることができるでしょう。

1. 睡眠慣性

昼寝のあとに、頭がぼんやりしたり、状況を把握しにくくなったりすることがあります。これは「睡眠慣性」と呼ばれる状態で、目覚めてから数分〜30分ほど続く場合があります。その間は、すぐに作業や活動に戻りづらく感じることもあります。睡眠慣性を抑えるためには、昼寝の時間を20〜30分程度の短時間に留めるのがひとつの方法です。もし長めに眠る必要がある場合は、深い睡眠の途中で目覚めないよう、約90分を目安にして睡眠の1サイクルを終えるタイミングで起きることが望ましいとされています。

2.夜の睡眠を妨げる可能性

昼寝の時間が遅くなりすぎたり、長時間眠ってしまったりすると、夜の入眠が難しくなったり、途中で目が覚めやすくなったりすることがあります。その結果、夜に十分な睡眠が取れず、日中の眠気が強まり、さらに昼寝に頼ってしまうという悪循環につながる場合もあります。こうした影響を避けるためには、昼寝はできるだけ午後の早い時間帯に行い、短時間にとどめることが望ましいとされています。

3. 昼寝への依存

昼寝に頼りすぎてしまうと、毎日昼寝をしないと調子が出ないと感じるようになり、結果として睡眠リズムが乱れてしまうことがあります。こうした状態は、夜間の睡眠が十分に取れていないサインである場合も少なくありません。頻繁に昼寝が必要だと感じるときは、昼寝そのものを増やすのではなく、夜の睡眠習慣や生活リズムを見直すことが大切です。

4. 健康面への影響の可能性

頻繁に長い昼寝を取ることが、炎症の増加や、糖尿病・心疾患といった慢性疾患のリスクと関連している可能性を示す研究もあります。ただし、こうした結果についてはまだ結論が出ておらず、リスクを正確に理解するためには、さらなる研究が必要とされています。健康面への影響をできるだけ抑えるためには、昼寝の時間や回数を適切な範囲にとどめることが望ましいと考えられています。

5. 生活リズムの乱れ

昼寝を取ることで、生活のリズムが乱れ、やるべき作業や役割をこなすのが難しくなる場合もあります。特に、昼寝が日常的な習慣となり、仕事や人付き合い、個人的な予定に影響を及ぼすようになると、支障を感じやすくなります。こうした状況を避けるためには、重要な予定や活動と重ならない時間帯を選び、無理のない範囲で昼寝を取り入れることが大切です。

6. 目覚めにくさを感じる

昼寝の途中で深い睡眠に入ってしまうと、目覚めにくさを感じる人もいます。その場合、起きたあともしばらく頭がはっきりせず、日中の活動に戻るまで時間がかかることがあります。こうした状態を避けるためには、あらかじめアラームを設定し、昼寝の時間を短めに保つことが有効とされています。

7. 不眠のリスクが高まること

不眠傾向のある人にとっては、昼寝がかえって症状を強めてしまう場合があります。日中に眠ることで、夜に眠りにつくために必要な眠気が弱まり、入眠しにくくなることがあるためです。不眠に悩んでいる場合は、昼寝を控えるか、行うとしても時間を非常に短くし、できるだけ早い時間帯にとどめることが望ましいとされています。

質のよい昼寝のコツ

昼寝の効果を十分に引き出すためには、ちょっとした工夫が大切です。ここでは、昼寝に向いている時間帯や過ごしやすい環境の整え方、短時間でも眠りにつきやすくするためのポイントなどを紹介します。無理のない形で取り入れることで、目覚めたあともすっきりしやすくなり、昼寝を日中の調子づくりに役立てることができます。

短時間にとどめる

昼寝は20〜30分程度を目安にすると、目覚めたあとにぼんやりしにくく、すっきり起きやすくなります。短時間にとどめることで深い睡眠に入りにくくなり、疲れを軽くリセットしながらも、その後の活動にスムーズに戻りやすくなります。

昼寝は午後の早い時間に

昼寝に適した時間帯は、一般的に13時〜15時ごろとされています。この時間は、体のリズム的にも眠気を感じやすく、エネルギーが一時的に落ち込みやすいタイミングです。この時間帯に短く昼寝を取ることで、昼食後のだるさを和らげ、その後の時間をより集中して過ごしやすくなります。

落ち着いて休める環境を整える

昼寝をする際は、できるだけ静かで、光や暑さの影響を受けにくい場所を選ぶと休みやすくなります。周囲の明るさや音が気になる場合は、アイマスクや耳栓を使うのも一つの方法です。また、体が痛くなったり違和感を覚えたりしないよう、無理のない姿勢で、心地よく横になれる環境を整えておくことも大切です。

アラームを設定する

昼寝の時間が長くなりすぎないよう、あらかじめアラームを設定しておくと安心です。起きる時間を決めておくことで、昼寝の習慣を一定に保ちやすくなり、夜の睡眠リズムが乱れるのを防ぐことにもつながります。

昼寝の前に気持ちを落ち着かせる

昼寝に入る前に、数分だけ気持ちを落ち着かせる時間を取ると、眠りにつきやすくなり、より休息感のある昼寝につながります。静かな音楽を聴いたり、ゆっくり深呼吸をしたりするなど、心と体をリラックスさせる工夫を取り入れて、自然に休息へ移行できる状態を整えてみてください。

まとめ

正午を示す時計のそばで昼寝をしている様子

昼寝には、集中力や作業効率の向上、気分の安定、記憶の定着など、さまざまなメリットがあります。ただし、こうした効果を十分に活かすためには、時間帯や長さなどを意識し、上手に取り入れることが大切です。 ナイトリーは、夜の睡眠だけでなく、日中の昼寝にも活用できるよう設計された睡眠サポートアプリです。科学的知見に基づいたレイヤード・モノラルビートや、個人に合わせたサウンドを通じて、入眠をスムーズにし、より深い休息へと導くことを目指しています。 日常の中にナイトリーを取り入れることで、短時間の昼寝でも休息感を得やすくなり、昼寝のメリットを活かしながら、夜の睡眠に影響を与えにくい過ごし方がしやすくなります。自分の生活リズムに合った形で、より心地よい睡眠とコンディションづくりを始めてみてください。

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